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#明治33年5月、尖閣諸島久場島に見られた動物

次は宮島幹之助氏の「沖縄県下無人島探検談」(地学雑誌第12輯142巻)の記事である(589-590頁)。


 動物の著しき者は鳥類特に海禽なり、勿論他に動物なきにあらず、昆蟲(蟻、蝶、甲蟲、蠅等)蝸牛、百足、蜥蜴は可なり多きも鳥類を除くの外他に重要なる動物を見ず、

此島は黒潮の中にあるを以て海産の魚族叉少なからず、鰹等は容易に捕ひ得可く、予等は在島中日々鮮魚を食することを得たり、その他此邊の海岸には夜光貝を多く産す、是は鈕を製し又は貝細工用に供せらるヽものにして、有用の介類なり、從來琉球附近より南洋諸島等に産する者にして、其中琉球邊の沿岸にては瀕りに採集せしより、今は大に減じたるものなり、海中には珊瑚族生育し殆んど全島の周圍は珊瑚を以て取り巻かれ居ると稱しても可なり、此種類は重に珊瑚礁を形成する種類にして、その他赤色の管珊瑚の如き美麗のもの多し

次に鳥類の中陸上の鳥は鳩「ヨシキリ」豚木鳥鷹等の二三種類に過ぎずして他は皆海鳥なり、予が黄尾島溜留中にて得たる 「チウシャクシギ」及び「オホヨシゴイ」は、自ら叢中にて拾ひしものなり、この島に住める陸鳥は遥かなる海上を飛びて渡來するを以て大に疲れ、翼を働かし急に飛ぶこと能はざる故、容易に之を手にて拾ふことを得しならん、餘ほど以前に縣廳より役人の出張したるときに、鶏を放置きたることあり、其今は繁殖して野生の狀態になり居りて可なり多し、 同じく他より輸入せられたる動物にして有害にて因るものはなり、明治廿八年頃沖繩より漁船より此處に來りし事あり、其船頭は猫好きにて船中に雌雄の猫を飼ひ置きけるが、船の嶋に着するや否や猫は何れにか逃失す、 所在分明せずして其儘に爲し置きたるなり、その猫今は山中に住みて繋殖し、數十匹となりて夜毎出てヽ宿れる禽類を襲ふ、依て懸賞して猫を撲滅せしめ、以ってその危害を防ぐことに力めしむることになせり、然れども猫は野生の有樣なれぱ容易に捕獲することを得ず、鳥類繁殖の上には少なからず影響を興ふる者と云ふ可し、

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