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#尖閣諸島に鶏と猫がいた!


尖閣諸島に鶏と猫がいた!



「沖縄の秘境を探る」 高良鉄男著



  黄尾島に移入した動物の記録がある。移入した動物のうち、ニワトリは明治十八年(一八八五) に、県庁の役人が渡島した際に放飼したものである。明治三十三年(一九〇〇) 五月に黄尾島を探検した宮嶋幹之助氏の報告(『地学雑誌』十二輯)によると、ニワトリは繁殖して野生状態になっていたという。

 アホウドリの繁殖と密接な関係のある移入動物にネコがいる。記録によると明治二十八年ころ沖縄から来た漁船があって、その船頭はネコが好きでオス・メス一対のネコを飼っていた。船が黄尾島に着いた際、ネコは船内からどこかへ逃げて所在不明となった。そのままに放置されたネコは山中で繁殖し、夜毎出て寝ている海鳥を襲ったという。

 宮嶋氏の計算によると五年後の明治三十三年には、およそ三千匹のネコが生息していたことになる。それでは今日、その残存ネコはどうなっているであろうか。私は移入されたニワトリとネコの末えいを見出すべく双眼鏡で絶えず島内や海岸をのぞいたが、それらしいのは見受けられない。池原寅雄氏の報告(一九七一、「尖閣列島学術報告」)によると、林の中で一頭見つけたというから、生存していることは確かである。この種のネコが古い時代の純系の在来ネコであるならば、沖縄民族の移動や交易状況などを究明する貴重な資料となる。



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