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#尖閣諸島におけるアホウドリの歴史と繁殖現状
共同研究
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/ahoudori/research/report/senkaku/snkak03.html

尖閣諸島におけるアホウドリの歴史と繁殖現状

  3.アホウドリの個体数増加と営巣分布拡大
     新世紀を迎えた2001年は、領土問題が鎮静化したことに加えて、伊豆諸島鳥島での アホウドリ再発見から50周年、尖閣諸島での再発見からは30周年にあたる記念すべき年であった。これを機に、アホウドリの繁殖状況がこれまで以上にくわしく調査された。

(1)2001年3月の調査  

 2001年3月6-7日、朝日新聞社のヘリコプターによって黄尾嶼や魚釣島、南・北小島を空から調査し、南小島に着陸して一泊し、この島をていねいに調査することができた。この結果、黄尾嶼と魚釣島からはアホウドリ類の姿を発見することはできなか った。

 北小島ではクロアシアホウドリを観察したが、空中からはアホウドリを確認で きなかった。
 南小島で観察したひなの数は、人が近づくことのできない断崖の中段にある狭い岩棚に少なくとも12羽、島の頂上部の緩らか斜面にも12羽、合わせて24羽だった。
  ひなの数は、1992年から9年間で2倍以上に増え、しかも営巣区域が南小島の頂上部に拡大していた。

 ひな以外に、合計79羽の成鳥と繁殖年齢前の若鳥を観察した。すなわち、断崖中段の 岩棚に41羽(成鳥33羽、若鳥8羽)、頂上部斜面に36羽(成鳥17羽、若鳥19羽)、さらに隣の北小島中腹の平坦地にも2羽(成鳥2羽、若鳥0羽)がすわっているのを南小島から望遠鏡で観察した。この複数羽の観察から、私は、北小島でもアホウドリが営巣している可能性が非常に高いと推測した。

(2)2001年12月、北小島での営巣確認  

 2001年12月24日、沖縄テレビ放送の水島邦夫氏はヘリコプターから尖閣諸島を取材・撮影した。このとき、水島氏は南小島の従来の繁殖地ばかりでなく、私の推測を確 かめるため、北小島中腹の平坦地の状況をもビデオに撮影した。その映像は、南小島 の岩棚に27羽(25巣)、山頂部の斜面に少なくとも20?30羽(画像が安定せず確定不 可能)のアホウドリだけでなく、北小島の西側にある断崖の上部の岩が露出した平ら な場所に1羽の成鳥が巣にすわって抱卵している様子をもはっきりと映し出した。こ の、北小島でのアホウドリ営巣の確認は約100年ぶりである。 

(3) 2002年2月の調査  

 2002年2月25日から27日に、北小島で約100年ぶりに確認されたアホウドリの卵からひなが誕生しているかどうかを確かめ、南小島のひなの数を調べるため、沖縄テレビ放送の取材に同行した。北小島では無事1羽のひなが生まれていた! 
  南小島では断崖の岩棚に16羽、頂上部の斜面に16羽のひなが育っていた。ひなの数は合わせて33羽であった。 このときに観察したひな以外の個体数は合計81羽で、南小島の断崖の岩棚で39羽(成 鳥32羽、若鳥7羽)と頂上部斜面35羽(成鳥15羽、若鳥20羽)、北小島(成鳥0羽、若鳥4羽)であった。
  2001、2002年とも、成鳥・若鳥の観察数は、南小島の従来営巣地(岩棚)では成鳥の 比率が高い(それぞれ80%、82%)のに対して、新営巣地(頂上部斜面)では若鳥のほうが多かった(53%、57%)。体に黒褐色の羽毛を残している若鳥型から、それら をほとんど残さず全身に白い羽毛をまとう成鳥型になるには、およそ10年(雄では早 くて8年、雌では12年以上かかる場合もある)を要するから、従来営巣地がほぼ満杯 になったために(成鳥でほぼ占められている)、比較的最近(10年以内か)になって 、新しい営巣地に若鳥が定着したと考えられる。

(4)2002年5月の調査

 2002年5月7-8日に、沖縄テレビ放送の取材に同行して、尖閣諸島のアホウドリを調査した。北小島で約100年ぶりに確認されたアホウドリのひなは、成長して、海に 飛び立つ直前だった。このひなに足環標識をした(右脚:環境省金属足環 13A7660 、左脚:プラスチック色足環 青138)。  

 南小島には、断崖中段の岩棚に巣立ちひな2羽、山頂部の斜面に1羽が残っていた。この頂上部のひなは、取材チームが30mくらいまで近づいたとき、北東の強い風にあ おられて飛び立ち、島より高く上がり、ゆっくり羽ばたいてしっかり飛行し、2-3分後には付近に群舞していたカツオドリやアオツラカツオドリなど他の大型海鳥のシルエットに紛れてしまった。おそらく、3-4kmを飛行して、北小島の東沖に着水したに ちがいなかった。  

 また、南小島の平地となっている隆起リーフの海岸近くに、3羽が集まっていて、飛行の練習をし、さらに北・南小島の間の瀬戸(海上)に2羽が浮かんでいて、ときどき風上に向かって羽ばたきながら水面を蹴って走り、100-200mの距離を飛行して 着水し、飛行の訓練をしていた。こうして、2月末に観察した33羽のひなうち、9羽を 観察することができた。残りの24羽はすでに尖閣諸島を離れ、渡りの旅に出てしまっていた(頂上部にひなの死体は見つからなかった)。
  5月上旬に大半の巣立ちびながすでにコロニーから離れていたことは、尖閣諸島では巣立ちの時期が鳥島より2週間ほど早いことを示すにちがいない。
  以前、1992年に朝日新聞のヘリコプターで尖閣諸島に上陸して調査したときには、4月29日に巣立ち間 近なひな11羽と成鳥1羽を観察し、1980年にNHKの取材に同行して空中から観察したときには、5月2日に成鳥・若鳥19羽を観察した。
  また、100年ほど前、まだ多数のアホ ウドリが繁殖していたころは、黄尾嶼や魚釣島では5月10日過ぎにアホウドリの数が 少なくなっていた(前述)。

 したがって、2002年5月上旬に大半のひなが巣立ったこ とは、この年だけの特殊な出来事とは考えられず、尖閣諸島では巣立ち時期は4月下旬から5月上旬だと推測される。尖閣諸島でのアホウドリの繁殖時期を明らかにするためには、10月から5月に数回上陸して調査しなくてはならない。  

 また、まだじゅうぶんには飛行できないひなが、コロニーから離れて、南小島南側 の海岸近く陸上に留まり、飛行の練習をしていたことも意外であった。伊豆諸島鳥島では、飛び立ったひなはみな海に出て、島の回りの海で2-3日間を過ごし、その間に 海上で飛行の練習をする。これまで1度だけ、翼に異常のあった1羽のひなが、燕崎か ら海に出たあと潮に流されて、初寝崎のB港の海岸の波をかぶる岩の上にたたずんで いたことがあったが(2001年6月11日)、健康な複数のひなが海に出たあと上陸した 例は観察されなかった。南小島の隆起リーフで観察されたひなは、断崖中段の岩棚が狭くて飛行の練習ができずに、風にあおられて未熟な状態で飛び立ち、平地に降りた のかもしれないし、同じ岩棚で営巣している鋭いくちばしを持ったカツオドリに威嚇 されて、未熟な状態で飛び立ってしまい、じゅうぶんに飛行できなかったために陸上に着陸したのかもしれない。さらに、いったん海に出て、そこで3羽が出会った後、強い風によって海岸に吹き寄せられて上陸した可能性もある。この点は、今後の詳しい調査によって明らかにされるだろう。    

(5)鳥島集団と尖閣諸島集団との間の個体の交流  

 伊豆諸島鳥島から巣立ったひなには、標識作業のときに飛び立ってしまったごく少数を除いて、すべて標識用の足環が装着された(1977年から2002年までに合計1730羽 )。もし、尖閣諸島で足環標識を付けている個体が観察されれば、鳥島集団から尖閣諸島集団へ個体が移入していることになる。このことを確認するため、2001年3月と2002年2月に、双眼鏡(8x)やフィールドスコープ(25-56倍)を用いて、足環標識 個体の発見につとめた。  

 断崖の岩棚にいる個体の足環は観察者からあまりにも遠く、足環を観察することは できなかったが、山頂部の斜面にいる個体の足環の確認は可能であった。2年間で50 羽以上について観察したが、足環をつけている個体は1羽も発見されなかった。した がって、今までのところ、鳥島集団から尖閣諸島集団への個体の移入は確認されてい ない。  

 ところが、鳥島では複数の未標識個体(したがって尖閣諸島産と考えられる)の繁殖活動が観察されたこと、最近なされた鳥島集団の遺伝学的解析(弘前大学農学生命 科学部・黒尾正樹助教授らとの共同研究)によって、逆に尖閣諸島産の個体が鳥島集 団に移入していることは確認された(2002年9月16日の日本鳥学会大会で発表)。

(6)尖閣諸島集団の大きさの推定  

 2001年12月24日に水島邦夫氏によって撮影された映像を分析した結果、南小島の岩棚の上空から見える範囲(ガジュマルの木の陰を除く)には約25巣(つまり25個の卵 )があり、2002年2月25日の調査では同じ範囲に15羽のひなが確認された(1羽のひな はガジュマルの木の下にいた)。

 したがって、これらのひながすべて巣立ったとすれば繁殖成功率は60%(15/25)となる。厳密にいえば、10月下旬の産卵から12月下旬 までに死亡した卵もあるはずだから、繁殖成功率はこれより少し低くなる。
  もし、尖閣諸島全体でも繁殖成功率が60%だとすれば、33羽のひなから逆算して、繁殖つがい 数は55組(33/0.6=55)となる。しかし、2001年にはひな数が24羽で、もし繁殖成功 率が60%程度だったとすると、繁殖つがい数は40組となり、1年で15組(38%)も増えたことになってしまう。このような急増は考えにくいので、2001-02年の繁殖つがい数はおよそ50-55組とみておくのが妥当であろう。繁殖つがい数を確定するためには、将来、産卵期直後の11月下旬から12月初めに上陸して調査することが不可欠である。  

 鳥島での繁殖つがい数は、1951年に約10羽が再発見されてから28年後の1979年には 50組、29年後の1980年には54組、30年後の1981年には63組であった(積極的保護活動が行なわれる前で、1981年から営巣地の保全管理が始められた)。尖閣諸島でも再発見時にほぼ同数の12羽が観察され、30年後の2001年には50-55組に増加したと推測さ れた。この数字から判断すれば、尖閣諸島集団も鳥島集団とほぼ同じ率で増加してき たと考えられる。  

 2001-02繁殖期に鳥島集団の繁殖つがい数は251組であったから、尖閣諸島集団の大きさは鳥島集団の約20%にあたる。もし、今後も2集団がほぼ同じ増加率で増殖する とすれば、地球上におけるアホウドリの繁殖つがい数は鳥島集団の1.2倍としておおまかに推定することができる。
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#尖閣諸島におけるアホウドリの歴史と繁殖現状
共同研究
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/ahoudori/research/report/senkaku/snkak01.html

尖閣諸島におけるアホウドリの歴史と繁殖現状 

  1.はじめに
     かつて、尖閣諸島ではアホウドリが大集団をなして繁殖していた。

 1845年6月16日 、英国の探検測量船サマラン号による東洋探検隊は、尖閣諸島に立ち寄り、黄尾嶼でアホウドリを観察した。
  それから40年後の1885年10月23日、石沢兵吾(沖縄県属)は 無人島の尖閣諸島を調査し、魚釣島で数万羽のアホウドリが営巣していることを観察 した。その後、1891年と1893年に、古賀辰四郎の命で、伊沢弥喜太が尖閣諸島を探検 ・調査し、海産物やアホウドリを採集した(黒岩1900による)。  

 この調査結果にもとづいて、古賀氏は尖閣諸島の開拓が有望なことを見込み、同諸島を開拓する許可を政府に申請したが、これらの島々の帰属問題が関係国間で未解決 だったため、政府は開拓の許可を見送った。

 1895年、日本国政府は、勅令によって尖閣諸島を領土とし(1895年1月14日の閣議決 定)、翌96年に古賀辰四郎にこれらの島々の開拓する許可を与えた。
  古賀氏は1897年 から魚釣島に、98年から黄尾嶼に人を移住させ、集落をつくり、アホウドリの羽毛採取や漁業を軸とする無人島開拓に着手した。これによって、毎年15-16万羽のアホウ ドリが捕獲され、アホウドリの個体数は急速に減少した(黒岩1900、宮嶋1900-01)。  

 古賀氏の要請で1900年5月10日に黄尾嶼を調査した宮島幹之助は、20-30羽の小群をあちこちで見ただけであった。
  同年5月12-13日に、同じく古賀氏に派遣された黒 岩恒は、魚釣島を調査し、道安渓でひなをかなり多く観察し、成鳥3羽を生け捕りに した。
  この後も捕獲が続いたため、アホウドリの数は激減し、1910年ころには黄尾嶼 の4カ所、魚釣島の2カ所で細々と繁殖するだけになったという(恒藤1910)。  

 それから約20年後の1939年5月27日、正木任は魚釣島や南小島、北小島に上陸したが、アホウドリを1羽も観察することができなかった(正木1939)。  

 戦後の1950年3月28日-4月9日、1952年3月27日-4月28日に、琉球大学農学部の高 良鉄男教授らは尖閣諸島の生物相について調査を行ない、黄尾嶼(当時、アメリカ軍 の射爆場となっていた)を除く各島に上陸したが、アホウドリを観察することはできなかった。

 さらに、1963年5月15-21日にもこれらの島々の調査をしたが、やはりアホウドリの姿を確認できなかった(高良1963など)。そのため、尖閣諸島のアホウド リ繁殖集団は消滅したと考えられていた。その後も、1970年11月19日-12月12日に、九州大学・長崎大学探検部の尖閣列島合同学術調査隊(1973)が上陸して調査したが 、このときも結局、アホウドリは確認されなかった。
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#野生のヤギ
野生のヤギ(魚釣島)仲間均著「尖閣諸島−尖閣上陸」45頁
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#尖閣列島の海藻類について (「東支那海の谷間」62−63頁)
尖閣列島の海藻類について

中山重明・古川哲夫

The Marine Flora in the Senkaku Islands
Shigeaki NAKAYAMA and Tetsuo FURUKAWA


 尖閣諸島は、フィリッピンから台湾東岸に沿って北上する黒潮奔流に洗われ周年暖流の勢力下にある。このため、冬季の海水温が箸しく低下せず、海藻類の出芽時期は九州地方南部と比較して遜れ,生育期問も短かい他,出現種の多くが小型であり全体の生産量は小さい。しかし,景観的には色彩変化に富み,出現種は多いという海藻類フロラの特徴を持っている。
 現在まで尖閣列島の海藻類類ついては,“尖閥列島探険記事(承前)”黒岩恒(1900)に,わずか十数種を採集した記録があるのみで,又その種名についても明記されていない。これは従来までの調査期間が,海域の気象条件が安定する上陸に容易な夏季に限られており,すなわち,海水温の上昇するこれらの季節では,岩礁に着生した海藻頬は枯死し流失するので,特定の種を除いては採集が不可能な状態にあった。
 今回の調査では,幸いにも海藻類が生育し始めた冬季に当ったため,12月10日,北小島北端
及び南小島東南海岸の岩礁地帯,12月12日〜14日,魚釣島 オタキ谷カツオブシ工場跡からイリ岬附近の岩礁地帯において,合計45踵の海藻類を採集する事ができた。これらの採集物はいずれも小さく,まだ出芽して間もない微小個体を多数含み,このうら最大であったホンダワラ料でも30cm未満で,まだ海藻類の生育盛期にはいつてないと思われた。海藻類の着生状況については,敢間帯上部のタイドプールにはEnteromorpha sp.のみが,またそれより下部の干潮時に諾出する芭膝上には,7オサ科,7マノリ属,テンダサ科の数踵が,その他の多くの種は乾出することのない潮間帯下部の岩盤やタイドプールに著しい着生が見られた。このうち南小島 北小島のタイドプールでは緑藻類が圧倒的に優占する群落が顕箸であったが,魚釣島では2−3個のホンダワラ科で構成された褐藻類の群落が優占するタイドプールがしばしば認められた。しかし,これらは砂底であったため,藻類は主に縁辺の壁面に着生し底部には見られなかった。低潮線から波砕常の岩盤上には最も多種多岐にわたる藻環が着生しており、中でも紅藻類の石灰藻の優占する群落が比較的広い範囲に見られた。
 本稿を草するにあたり,採集物同定の御苦労をお願いした右田清治助教授:長崎大学水産学部)に謝意を表する。


Chlorophyta   緑 藻 類

1. Monostroma nitidum Wittrock  ヒトエグサ 魚釣島
2. Ulva pertusa Ejellman アナオサ 魚釣島
3.Ulva conglobata Kjellman ボタンアオサ 魚釣島
4.Enteromorpha compressa Greville  ヒラアオノリ 南小島、北小島
5.Enteromorpa sp. アオノリの一種 南小島、北小島
6.Valonia aegagropila Agardh タマバロニア 魚釣島
7. Valoniopsis pachynenia Boergesen ホソバロニア 魚釣島
8. Cladophoropsis zollingeri Boergesen ミドリゲ 南小島,北小島
9. Boodlea coacta Murrey et De Toniアオモグサ 魚釣島
10. Boodlea compositi Brand ハネアオモグサ 南小島,北小島
11. Chaetomrpha basiretrersa Setch チャボジュズモ 南小島,北小島
12. Bryopsis plamosa C.Agardh ハネモ 南小島,北小島
13. Bryopais harveyana J.Agardh タカノハハネモ 南小島,北小島
14. Chlorcdesmis comosa Bailey et Harvey マユハキモ 魚釣島
15. Chlorxcdesmis formosona Yamada イトゲノマユハキモ 魚釣島
16. Halimeda oputia Lamouroux サボテングサ 魚釣島,南小島,北小島


        Phaeophyta  褐 藻 類

17. Ectocarpus brenarticulatus J.Agsardh タマガタシオミドロ 魚釣島
18. Dictyopteris plagiogramma Vickers スジャハズ 魚釣島
19. Padinaminor Yamada ウスユキウチワ 魚釣島
20. Pocockiella variegata Papenfuss ハイオオギ 魚釣島
21. Turbinaria ornata J.Agardh ラッパモク 魚釣島,南小島,北小島
22. Sargassum crispifolium Yamada コブクロモク 魚釣島
23. Sargassum sp. ホンダワラ科 魚釣島


   Rbodopbyta  紅 藻 類

24. Bangia fusco−pururea Lyngbye ウシケノリ 魚釣島
25. Porphyra crispata Kjelollman ツクシアマノリ 魚釣島,南小島,北小島
26. Porphyra sp. アマノリの一種 魚釣島
27. Dermonema frappieri Boergesen カサマツ 魚釣島
28. Gelidiella acerosa Feldman et Hamel シマテングサ 魚釣島,南小島,北小島
29. Mastophora rosea Setchell イシノハナ 魚釣島,南小島,北小島
30. Cheilosporum jumgermannicides Ruprecht ヒメシロコ 魚釣島
31. Carpopeltis cornea Okamura ツノムカデ 南小島,北小島
32. Carpopeltis sp. キントキ属の一種 南小島,北小島



以下は校正中で学名が抜けております。できあがり次第書き直します。

33 ユカリ 魚釣島、南小島、北小島
34 イバラノリゾクの一種 魚釣島
35 タイワンダンツウ 魚釣島
36 テングサモドキ 魚釣島
37 カイノリ 南小島、北小島
38 ケイギス 魚釣島
39 トゲイギス 南小島、北小島
40 イトグサ属の一種 魚釣島
41 イトクズグサ 魚釣島
42 ハネソゾ 魚釣島
43 ソゾの一種 南小島、北小島
44 ヒメゴケの一種 魚釣島
45 キクヒオドシ 魚釣島、南小島、北小島


参考文献
黒岩恒.1900.尖閣列島探険記事(承前)、地学雑誌 12:525−543


尖閣列島別の採集海草種類数

        魚釣島   南小島   北小島   Total
Chlorophyta    9     8     8    16
Phaeuphyta    7     1     1     7
Rhodophyta   17    10    10    22
Total       33    19    19    45



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「東支那海の谷間−尖閣列島」
(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)
59〜62頁
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#魚釣島のカニ類 (「東支那海の谷間」62−63頁)
          魚釣島のカニ類

          中山重明・古川哲夫

       Crustacea in the Uotsuri Is1and

      Shigeaki NAKAYAMA and Tetsuo FURUKAWA


 尖閣列島に産するカニ類については、1936年の農林省農事試験場資源調査隊によって8種(魚釣島2種、黄尾礁7種)の短尾類が報告されているのみである。
 今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬附近の岩礁地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集することができた。これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調査では6種が得られた。また,短尾類については,5種が得られたが,これらはいずれも日本列島南西部の太平洋沿岸から薩南,沖縄諸島を経て,汎印度太平洋地域に広い分布を持つ種ばかりで,このうら2種が新たに記録された。
 本稿を草するにあたり,採集物を同定された横井久勝氏(九州大学農学部動物学教室)に謝意を表する。

         Anomura  異 尾 類

        Family Paguridae ヤドカリ科
1. Calcinus elegans(H.Milne Ewards) ユビワサンゴヤドカリ 2♂
2. Calcinus laevimanus(Randall)スベスベサンゴヤドカリ 1♂,3♀
3. Calcinus lividus de Man 1♂
4. Clibanarius corallinus(H.Milne Edwards)ミナミヨコバサミ I♀


     Family Coenobitidae オカヤドカリ科
5. Coenobita rugosus H.Milne Edwards オキナオカヤドカリ 2♂


        Family porcellanidae カニダマシ群
6. Petro1istes hastatoides stimpson ミナミカニダマシ 2♂,2♀



     Bracyra  短 尾 類

       Family Xanthidae オオギガニ科
7. Leptodius exaratus(H.Milne Edwards) オウギガニ 1♂,5♀

       Family Grapsidae イワガニ科
8. Geograpus grayi(H.Milne Edwards) スベリイワガニ 1♀
9. Grapus Strigosus Herbst ミナミイワガニ 1♂,2♀
10. Parhygrapsus minutus A.Milne Edwards ヒメイワガニ 1♂
11. Plagusia depressa tubrculata Lamarck イボショウジンガニ 1♀


 なお,尖隋列島において,現在まで記録されているカニ類は,Zosimus aeneus (Linne) ウモレオウキガニ(黄尾礁),Plagusia depressa tubrculata Lamarck イボショウジンガニ(黄尾礁),Epixanthus frontalis (H.Milne Edwards) セビロガニ(黄尾礁),Leptodius exaratus(H.Milne Edwards) オウギガニ(黄尾礁),Pachygrapsits minuts (Milne Edwards) ヒメイワガニ(黄尾礁),Eriphia lavimana Latreille ヤフツアシガニ(黄尾礁,魚釣島),Lydia annulipes (Milne Edwards)(魚釣島)の8種であるが(※1)今回,魚釣島で新たに採集された8鍾を合わすと尖陽列島産カニ類は全部で18種になった。
 しかし,宮島幹之助は1901年,“愉快なるは珊瑚に寄生する小蟹類こして,其種類の多きと其色彩の多様なるとは実に驚くに餘りあり”。と報告しており(※2),また 実際には今回の調査が潮間帯のファウナが最も貧弱になる冬季であった事,尖闊列島が位置する海域の生物相等より類推すれば,本列島のカニ類は今後の調査でさらに多種にのぼると思われる。

              引 用 文 献
※1 正木任.1941年.尖閣群島を探る.採集と飼育 3:102−111.
※2 宮島幹之助.1981.黄尾島(承前).地学雑誌 13:12−18.


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「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)、62〜63頁
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